漆の修理でお椀をお預かりすると、およねはまず写真を撮ります。そして次に、お椀の寸法を測ります。お椀の上部の直径、全体の高さ、高台の直径と高さ。それぞれを記録しておきます。
ちょっとした欠けなどの部分修理なら、写真を見ればどのお椀か判別できます。けれど、全体を修理する場合には、寸法も記録しておくと安心です。
お椀は一見よく似ていても、細かな寸法は意外と違うもの。「とにかく使いやすいから、直してほしい」と持ち込まれるお椀には、そんな微妙なサイズの違いが、使う人のお気に入りにつながっているのかもしれません。
さて、話は変わって「足」の寸法です。かかとからつま先(一番長い指)までの長さを「足長(そくちょう)」、親指の付け根から小指の付け根まで、一番幅の広いところを「足幅(そくふく)」、そして、その部分をぐるりと測った太さを「足囲(そくい)」というそうです。
靴選びで大切なのは「足長」と「足囲」。自分の足の寸法を一度測っておくと、靴を選ぶときに役に立つかもしれません。 お椀も足も、「なんとなく」ではなく、ちゃんと測ってみると、いつもの使いやすさの理由が見えてくるのかもしれませんね。




