ある一人のご婦人のお客様

満州から命からがら引き揚げ、舞鶴の港に帰ってきました。持っていた荷物は、船の上から片っ端から港に投げ下ろされました。鞄の中のお重は、その時の衝撃でバラバラになってしまいました。そのお重は満州で亡くなった主人と使っていた品でした。35年が経ち、治るものなら修理をして頂こうと思いお願いしました。

ある一人のご婦人のお客様」への1件のフィードバック

  1. たしか昭和55年ごろでした。バラバラのお重を持ってこられたご婦人が、困っているご様子に、何とか直せないものかと、職人を説得して直させた事を覚えております。このことが原点となって、「お客様に喜んで頂けるのなら」と35年間、漆器修理を続けてくることが出来ました。

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