「万年筆に螺鈿ができますか?」というお問い合わせを、今年4月、しばた新装開店の日にいただきました。「美術館で螺鈿に感動した母に、これまでの感謝を込めて贈るのだ」という若いお客様のご希望は「桜と天の川と三日月」。これを蒔絵師に伝え、お客様とご相談しつつ仕上がった漆黒の万年筆。そこには、夜桜が星そして三日月へとつらなる図柄と、細かい螺鈿がきらめく優美な世界がありました。自分のものとして自慢したくなったといいながら、母が大喜びした様子をうれしそうに伝えてくださったことに、およねは感動して震えたのでした。
営業時間:月・火・木・金 10:00~16:00
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およねさんのつぶやき
およねの感動 その2